こんにちは、すみどこスタッフです。両国に来たら「国技館は見たい」「でもお昼は何を食べよう」「美術館も気になる」――そんな声をよくいただきます。歩く順番とお昼のタイミングを少し整えるだけで、半日でも“両国らしさ”がきちんと体験できます。今回は、 国技館江戸NOREN でランチ → すみだ北斎美術館 という王道の回り方を、午前スタート/午後スタート/雨天アレンジの3パターンでまとめました。

はじめての方は、まず施設全体の雰囲気と混雑の山をおさえた 両国江戸NOREN 徹底ガイド で全体像を。具体的な店の選び方は 江戸NORENでランチ、どこに入る? を見ていただけると分かりやすいと思いますのでぜひ。

移動時間の目安、写真が映えるポイント、混雑の山の避け方もあわせて書いておきます。はじめての方でも無理なく楽しめるように、できるだけ段差や屋根事情にも触れていきますね。

まず押さえたい“回り方のコツ”

すみどこスタッフの実感としては、お昼どきの両国は混みやすいです。特に土日や大相撲本場所の時期は、国技館の観客や観光の方が一気に動きます。なので、ランチのピーク(12:00〜13:00ごろ)を外すだけで、流れがだいぶスムーズになります。もうひとつは「駅直結」をうまく使うこと。江戸NORENはJR両国駅西口に直結なので、雨の日や夏の暑さ/冬の寒さでも移動負担が少ないのが強みです。

歩数の目安は、午前・午後プランで4,000〜7,000歩前後。北斎美術館までは、JR両国駅西口から徒歩で10分前後(信号待ちなどで少し前後します)。体力や天気に合わせて、途中でカフェ休憩を挟むと快適です。

午前スタート:人の波より半歩先に動く定番コース

ざっくり所要:3.5〜4.5時間(見学時間によって変わります)

1)国技館エリアで“雰囲気を感じる”(9:30〜10:30めど)

国技館は内部見学の可否が日程によって変わることがあります(チケットが必要な日も)。外観だけでも“両国の空気”は十分感じられるので、正面の力強いファサードや、のぼり旗の写真をまず一枚。もし本場所シーズンに当たれば、力士の移動や相撲ファンの熱気に出会えるかもしれません(その場合は人出も多め“かも”)。

写真ポイント: 国技館正面と、アーチ状の構造が見える角度。広角があると迫力が出ます。

2)ピーク前に江戸NORENで早めランチ(10:45〜12:00めど)

11時オープンの店が多いので、開店直後に入るのが混雑回避の近道です。ちゃんこ、蕎麦、寿司、味噌ラーメン、海鮮、もんじゃなど、江戸らしさを感じる店が揃っています。詳しい比較や価格帯は「ランチ特化記事」で深掘り予定ですが、“ちゃんこは一人鍋OKの店がある”、“蕎麦は老舗系でつゆが濃いめの店が多い”など、江戸らしい味の傾向が楽しめます。

写真ポイント: 館内中央の原寸大の土俵は外せません。旧駅舎の大きなアーチ窓は外観写真の名所です。館内は人が映り込みやすいので、開店直後だと落ち着いて撮れます。

3)北斎美術館で静かに余韻を(12:20〜13:30めど)

江戸NORENから徒歩で10分前後。企画展の会期によって混雑が変わるので、チケットが必要な展示は事前確認やオンライン購入が安心です。北斎のダイナミックな線や構図に触れると、さっきの土俵や江戸グルメの体験と不思議とつながって見えてきます。館内は空調が効いていて休憩にも向くので、体温を戻す目的での“涼み・温まり”にもちょうど良いです。

小休止メモ: 北斎美術館の周辺はベンチが点在します。季節が良ければ、見学後に近場でひと息入れるのもおすすめです。

午後スタート:光の具合を味方にして写真も映えるコース

ざっくり所要:3.5〜4.5時間

1)北斎美術館からスタート(13:00〜14:15めど)

午後開始なら、最初に屋内で集中。展覧会の内容によりますが、音声ガイドがある時は借りると理解が深まります。滞在は60〜75分が目安でしょうか。

2)ランチの山が過ぎた頃に江戸NORENへ(14:30〜15:30めど)

14時台は比較的入りやすい時間帯(日や店により例外あり)。遅めランチで落ち着いて選べるのが利点です。ややこってり系(味噌ラーメンやちゃんこ)でも午後の散策が短めなので負担になりにくい印象です。

写真ポイント: 午後のやわらかい光で旧駅舎外観がきれいに撮れます。館内の提灯や暖簾の陰影も午後の方が雰囲気が出ることがあります。

3)国技館は夕方の外観がおすすめ(15:40〜16:20めど)

日没前の空の色が変わる時間帯は撮影に向いています。のぼり旗が出ている日は、風の具合で良いカットが撮れることも。もし相撲関連のショップや展示が開いていれば、閉館時間に注意して回りましょう。

雨天アレンジ:屋根のある区間をつないで“濡れにくい”コース

ざっくり所要:3〜4時間(移動短縮版)

1)JR両国駅西口→江戸NORENで屋内ランチを先に

駅直結の強みを活かして、先に江戸NORENに入ります。屋根の下でお店を見比べられるので、濡れずに選べるのが助かります。食後に館内中央の土俵で記念写真。雨のときは特に、館内の木や土壁調の意匠が写真に映えます。

2)雨脚を見ながら国技館の外観へ(短時間)

強い雨なら無理はせず、外観だけ短時間で。写真は庇(ひさし)のある角度を使うと機材が濡れにくいです。のぼり旗は濡れると色が深く写ることもあります。

3)タクシーまたはバスで北斎美術館へ

徒歩10分前後のところ、雨の日はタクシー利用で一気に移動するのも現実的です(乗車時間は数分の感覚)。バス路線が合えばそちらも。館内で体温を整えつつ鑑賞して、帰りは天候に合わせて戻り方を選びましょう。

雨の日メモ: 江戸NORENはベビーカーでも動きやすい印象ですが、段差やエレベーターの位置は現地案内に従ってください。トイレやおむつ替えについては、施設・店舗の運用が変わることがあるので、無理せずスタッフさんにお尋ねを。

移動時間・歩数の目安/休憩の入れどころ

  • JR両国駅西口〜江戸NOREN: ほぼ直結(移動数分)。屋内なので夏冬・雨の日の強みが大きいです。

  • 江戸NOREN〜すみだ北斎美術館: 徒歩で10分前後。信号や混雑で数分のブレはあります。

  • 歩数イメージ: 午前・午後プランで4,000〜7,000歩くらい。“写真多めに撮る”“寄り道が多い”と+1,000〜2,000歩になることも。

  • 休憩ポイント: 江戸NOREN館内のベーカリー&カフェや、北斎美術館の前後でベンチ休憩。昼のピークは外して座れる店へ入るのが精神的にもラクです。

ランチの混雑ピークを避けるには

目安として、12:00〜13:00は混みやすいです。11:00台の“早め入店”か、14:00台の“遅め入店”が待ち時間を抑えるコツ。大相撲本場所や連休は例外的に一日を通して混む“かも”しれません。人気店を狙うなら事前予約の可否を各店で確認しておくと安心です(ネット予約に対応している店もあります)。

写真がきれいに撮れるスポットと時間帯

  • 江戸NOREN外観(旧駅舎アーチ窓): 午後のやわらかい光で陰影が出やすい印象。夕方のライトアップも雰囲気があります。

  • 館内中央の土俵: 開店直後は人が少なく、全体を入れやすい時間帯。

  • 国技館正面: 日没前後の“空が青く残る時間”は建物が引き立ちます。のぼり旗は風が出た時がねらい目です。

チケットや予約の注意(一般的なご案内)

  • 国技館・北斎美術館: 展示・公演日によりチケットの要否や料金、入場時間帯が変わります。公式の最新情報を必ずご確認ください。混雑日や会期初期・最終週は、オンラインでの事前購入が安心です。

  • 江戸NORENの各店: 営業時間・メニュー・予約方法は店舗ごとに異なるため、訪問前にチェックを。アレルギーやお子さま向けメニューは、当日のスタッフさんに遠慮なく相談して大丈夫です。

こんな人に向いています

  • はじめての両国で“定番の良さ”を外さず回りたい方

  • 雨でも計画を崩したくない方(駅直結の強みを活かしたい)

  • 写真をしっかり撮りながら、食も文化も両方楽しみたい方

  • 子ども連れ・三世代で無理なく巡りたい方(屋内多めの導線)

まとめ

両国は、相撲の空気、江戸の味、北斎の世界――体験の“芯”がはっきりした街です。順番を少し工夫して、ランチの混雑を外すだけで、短い時間でも満足感が変わります。迷ったら、国技館で空気を吸って→江戸NORENで早めランチ→北斎でしっとり。雨の日は駅直結の江戸NORENを拠点に、移動を短めにするだけで十分楽しめます。

編集部おすすめの読み合わせ

両国江戸NORENの全体像や混雑の傾向、時間帯別の入りやすさ、席数の目安まで先に押さえたい方は、まずは両国江戸NOREN 徹底ガイドをご覧ください。初めてでも迷わない店選びの基礎を、現場の回し方と合わせてまとめています(→ 両国江戸NOREN 徹底ガイド )。

一方で、今日どの店に入るかを具体的に決めたいときは、価格帯×シーン×時間帯で素早く絞り込める 「両国江戸NORENでランチ、どこに入る?」 にてまとめております。ちゃんこ一人鍋の可否や、家族連れの回しやすさなど実用メモも添えています(→ 両国江戸NORENでランチ、どこに入る? )。

開催中のイベント一覧

東京下町回遊 竹あかり

向島
季節のイベント
東京・墨田区で開催される「東京下町回遊 竹あかり」は、竹あかりの優しい光で下町の夜を彩るライトアップイベントです。すみだリバーウォーク、北十間川河川テラス、牛嶋神社、隅田公園を中心に、竹のオブジェや竹毬が並び、幻想的な夜の散歩を楽しめます。期間中は、水上コンサートやナイトクルーズ、竹あかりマルシェ、ワークショップなども多数開催。伝統と革新が融合する墨田の街を、やさしい光が包み込みます。家族や友人、カップルで楽しめる冬の注目イベントです。

台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~

錦糸町
体験・ワークショップ・アクティビティ
2025年10月1日(水)から12月28日(日)まで、台東区と墨田区を舞台にした街歩き×謎解きイベント『台東・墨田 謎解き時空旅絵巻~消えた浮世絵を追って~』が開催されます。謎解きクリエイティブチーム『KAGENAZO』による本イベントは、失われた「浮世絵」を完成させるため、時代を超えて街を巡る体験型の物語。初級・中/上級の2つのルートが用意されており、歴史や文化を楽しみながら新たな東京の魅力を発見できます。参加費は無料、キットは浅草駅構内などで入手可能。各ルートをクリアするとノベルティがもらえる特典付きです。

没入型体験ゲーム『あの街で待っている』

押上
体験・ワークショップ・アクティビティ
東武鉄道と株式会社休日ハックが贈る、新感覚の没入型体験ゲーム『あの街で待っている』が2025年7月17日から2026年3月31日まで開催されます。本イベントでは、観光雑誌を手に下町の街並みを巡りながら、リアルな街と連動する謎を解いていく体験が楽しめます。浅草・押上・北千住・曳舟・亀戸エリアを舞台に、東武博物館や東京スカイツリータウン®なども登場。参加者は観光雑誌に隠された情報を元に、物語の主人公となって街を巡ります。キットには謎解きシートやペグシルなども含まれており、所要時間は3〜5時間ほど。期間中は早期クリアキャンペーンも実施予定です。

墨田区メタ観光ワークショップ

東向島
趣味・生活
2025年度「墨田区メタ観光ワークショップ」が、すみだ生涯学習センターを拠点に開催されます。「メタ観光」とは、アニメ聖地や路上園芸、地形など従来の観光にとらわれない視点で地域の新たな魅力を掘り起こす取り組み。11月2日の「わたしの名所、あなたの名所」では、お気に入りの写真を持ち寄って、地元の魅力を再発見し合う交流型ワークショップを実施。また、10月25日と11月15日には、専門家とともにまちを歩く「メタ観光スタディーズ」も開催。テーマは「路上園芸・旧町名・文字観察」と「ナイトタイム:ご近所闇・照明」。各回定員30名、参加無料で、地域住民も観光の担い手となるユニークな学びの場です。

企画展『終末のワルキューレ』

押上
文化・芸術・スポーツ
2025年10月4日(土)から12月14日(日)まで、郵政博物館にて企画展『終末のワルキューレ』が開催されます。アニメ『終末のワルキューレ』に登場する神々や歴史上の人物たちを、古今東西の切手に描かれた図像から読み解く本展は、本作との初のコラボ展覧会です。さらに、Netflixにて配信予定の第3期に先駆けて、原画やキャラクター設定などの貴重なアニメ制作資料も展示。描き下ろしイラストによるオリジナルグッズの販売も行われ、ファン必見の内容となっています。歴史とフィクションが交錯するユニークな展示体験をお楽しみください。

ラブライブ!サンシャイン!!×大黒湯 コラボ

横川
文化・芸術・スポーツ
人気アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』と、押上温泉 大黒湯・黄金湯のコガネキッチンがコラボレーション!期間中、大黒湯では作品をイメージしたオリジナル薬湯が日替わりで楽しめるほか、オリジナルグッズの先行販売も実施されます。さらに、姉妹店の黄金湯2階にある「コガネキッチン」では、メンバーをモチーフにしたコラボドリンクの販売や、限定コースターの配布も。詳細は大黒湯公式HPやSNSで随時発表予定です。ファン必見のスペシャルイベントをお見逃しなく!

音楽のまちすみだ「MUSIC CRUISE」

向島
文化・芸術・スポーツ
墨田区向島を発着点に開催される「音楽のまちすみだ MUSIC CRUISE」は、隅田川を周遊する約30分の特別クルーズで、生演奏と夜景を楽しむイベントです。ブルースハープ奏者・関口大さんによるライブパフォーマンスが、スカイツリーを背景に水面に響き渡り、幻想的なひとときを演出します。東京スカイツリー®周辺をめぐる航路では、橋の下をくぐるたびに変化する音響効果が体験できるのも魅力のひとつ。週末を中心に1日4〜6便運航、定員18名・料金2,800円で、事前申込制となっています。

ようこそ!誰でもコンサート

錦糸
文化・芸術・スポーツ
すみだトリフォニーホールで開催される「ようこそ!誰でもコンサート」は、赤ちゃんや未就学児、障がいのある方など、誰でも安心して楽しめるバリアフリーなオーケストラ公演です。子ども連れや初めてコンサートを体験する方にもぴったりな内容で、笑い声や動きがあっても気にせず楽しめる雰囲気が魅力。墨田区文化振興財団による主催で、地域の誰もが文化芸術に触れられる機会を提供します。2日間にわたり午前中に開催される本イベントは、心地よい音楽を通してすべての人を歓迎します。

第3回 ジョイマン百人一首大会

錦糸
文化・芸術・スポーツ
人気お笑いコンビ・ジョイマンが考案した、ユニークなラップ入り百人一首カードを使用する「ジョイマン百人一首大会」が、今年で第3回目を迎えます。2025年11月15日(土)、ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)にて開催。第1部は小学生以下のお子様と保護者向けのワークショップ型イベント、第2部は競技大会形式で、ゲストにもう中学生やクールポコを迎える豪華な内容となっています。前売りチケットは1,500円から。笑いと学びが融合した、世代を問わず楽しめるイベントです。