こんにちは、すみどこスタッフです。今日は、両国駅の西口に直結している「両国江戸NOREN」をご紹介します。昔の駅舎を活かした建物の中に、お蕎麦や寿司、ちゃんこ、もんじゃなど“江戸らしい”味がぎゅっと集まっています。真ん中には原寸大の土俵が据えられていて、初めて訪れる方はきっと目を丸くするはず。観光でサクッと昼ごはんを済ませたいときも、雨の日に濡れずに回りたいときも頼りになります。まずは全体像から、ゆっくり歩くようにお伝えします。

両国江戸NORENってどんな場所?

両国江戸NOREN は、JR両国駅の西口とそのままつながる複合施設です。コンセプトは「美味しさと文化の今を江戸空間でつなぐ」。歴史ある旧駅舎をリニューアルし、吹き抜けの天井や町家風の意匠、火の見櫓のしつらえが迎えてくれます。館内中央には日本相撲協会監修の原寸大の土俵。建物のレトロさと相撲の街らしさが同じフレームに収まる、不思議と心地よい空間です。開館時間はおおむね10:00〜23:00(店舗により異なります)で、毎年1月1・2日は休館日となっています。

館内には飲食店がまとまっており、江戸の食文化をテーマにした和食を中心に楽しめます。観光案内も併設されているので、地図をもらってこのあとどこへ行こうか相談するのにも便利です。

歴史と建物、そして「土俵」がここにある理由

この建物は昭和初期に建てられた旧駅舎をベースにしています。駅という日常の器に“江戸の食と文化”という非日常を重ね合わせたのが江戸NORENの面白いところ。中央の土俵は、相撲の街・両国の象徴。日本相撲協会の監修で設えられ、館内の風景の中心になっています。

土俵は写真映えしますが、イベントや安全管理上、立ち入りのルールが決まっている場合もあります。現地の案内に従って楽しむのがおすすめです。

館内の雰囲気と、思わず撮りたくなる場所

吹き抜けのホールに入ると視界が一気に開け、土俵、のれん、提灯、木組みの意匠が視線を引き寄せます。旧駅舎らしいアーチ窓と時計は夕方の灯りとも相性がよく、外観の撮影にもぴったりです。土俵を囲む回廊は動線が分かりやすく、店先の雰囲気も写真に残したくなります。SNSでも「原寸大の土俵が迫力」との声が多く、駅からすぐの立地は雨の日の撮影にも助かります。

何を食べよう?——代表的な店と“ランチの目安”

館内の店は季節や運営の都合で入れ替わることがありますが、印象的なラインナップは変わりません。たとえば、明治創業の老舗そば店「日本ばし やぶ久」は、厚削りの本枯節からとった濃いめのつゆが持ち味。ランチは11:00〜15:30、夜は17:00〜21:30と、時間を決めて動きやすいのも助かります。

鶏料理の「根津 鶏はな」は、親子丼や焼鳥丼が人気。月曜定休で、ランチとディナーの二部制です。早めに売り切れることもあるので、目当てがある方は時間に余裕を。

両国と言えば“ちゃんこ”。元大関ゆかりの店「ちゃんこ霧島」では、一人でも楽しみやすいランチのちゃんこを用意している日があります(提供有無や内容は日によって変わることがあります)。観戦前に体を温めたいという日にもうれしい存在です。

ほかにも、味噌らーめん専門の「麺場 田所商店」や、海鮮が看板の「築地食堂 源ちゃん」、下町の味“もんじゃ”を楽しめる「月島もんじゃ もへじ」、ベーカリー&スイーツ、夕方から使えるバー「お酒の美術館」、そして24時間いつでも頼れるコンビニまで。家族連れ、ひとり旅、観光と仕事の合間——どんなシーンでも受け止めてくれる安心感があります。

ランチ選びをもっと深掘りしたい方は、 両国江戸NORENでランチ、どこに入る? に、予算・時間・シーン別の選び方をまとめています。ピークの混雑を避けるコツもそちらで詳しくご紹介します。

アクセスと基本情報(初めてでも迷わない道順)

住所は東京都墨田区横網1-3-20。JR総武線の両国駅「西口」から直結で、改札を出てすぐ右手に旧駅舎の建物が見えます。都営地下鉄大江戸線の場合は「両国駅」A出口方面から地上に出て、徒歩およそ7分です。営業時間は館内案内で10:00–23:00を目安に、各店で異なります。元旦と1月2日は休館日です。

口コミから見える“使いどころ”

旅行サイトの口コミでは「土俵があって両国らしさを感じられる」「駅からすぐで食事の選択肢がまとまっていて便利」といった声が多く、観光の合間に短時間で食事を済ませたいときや、雨の日の目的地として役に立っている様子がうかがえます。人気店は行列になる時間帯もあるので、昼のピークは前後にずらすのが無理のない回り方です。

周辺スポットと“つなぎ方”のヒント

江戸NORENの強みは、食事だけで完結しないこと。 両国国技館 や(改修状況は要確認ですが) 江戸東京博物館 、それから すみだ北斎美術館 など、徒歩圏の見どころと組み合わせやすい立地です。

午前は博物館や美術館、昼は 江戸NOREN でランチ、午後に国技館の資料展示や周辺散策という半日コースが定番。時間やお子さんの年齢に合わせて道のりを短く組み替えると、ぐっと楽になります。モデルコースはで パターン別にまとめています。

まとめ:はじめての両国観光の“よりどころ”に

両国江戸NORENは、はじめて両国を歩くときの“よりどころ”です。駅から雨に濡れずに入れて、江戸らしい味にすぐ出会えて、観光の次の一歩も相談できる。真ん中の土俵を眺めながら、今日は何を食べようか、どこへ行こうかと話していると、だんだん気持ちがほどけていきます。まずは全体の雰囲気を味わい、香りに引き寄せられた店に入ってみてください。もし迷ったら、すみどこスタッフのおすすめを詰め込んだ 両国江戸NORENでランチ、どこに入る? へ。両国の楽しみ方は、ここから自然に広がっていきます。


基本情報(確認しやすいよう再掲)

所在地:東京都墨田区横網1-3-20/JR総武線「両国」駅西口直結/都営大江戸線「両国」駅から徒歩約7分。開館時間の目安は10:00〜23:00(店舗により異なる)で、休館日は1月1・2日。訪問前は最新の営業情報をご確認ください。

※営業時間・提供メニューは時期により変わる場合があります。実際の利用前に、公式サイトや各店舗の最新情報をご確認ください。

開催中のイベント一覧

東京下町回遊 竹あかり

向島
季節のイベント
東京・墨田区で開催される「東京下町回遊 竹あかり」は、竹あかりの優しい光で下町の夜を彩るライトアップイベントです。すみだリバーウォーク、北十間川河川テラス、牛嶋神社、隅田公園を中心に、竹のオブジェや竹毬が並び、幻想的な夜の散歩を楽しめます。期間中は、水上コンサートやナイトクルーズ、竹あかりマルシェ、ワークショップなども多数開催。伝統と革新が融合する墨田の街を、やさしい光が包み込みます。家族や友人、カップルで楽しめる冬の注目イベントです。

ホラーにふれる展 -映画美術の世界-

押上
文化・芸術・スポーツ
この秋、東京ソラマチにて開催される「ホラーにふれる展 -映画美術の世界-」は、ホラー映画の美術に焦点を当てた体験型展示イベントです。松竹のホラーブランド「松竹お化け屋本舗」が手がけ、映画の中に入り込んだような非日常空間を演出。普段はスクリーン越しでしか見られないホラー映画の舞台美術を、実際に“見て・撮って・触って”楽しむことができます。日本のホラー文化にふれる、恐ろしくも魅力的な体験をお楽しみください。

台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~

錦糸町
体験・ワークショップ・アクティビティ
2025年10月1日(水)から12月28日(日)まで、台東区と墨田区を舞台にした街歩き×謎解きイベント『台東・墨田 謎解き時空旅絵巻~消えた浮世絵を追って~』が開催されます。謎解きクリエイティブチーム『KAGENAZO』による本イベントは、失われた「浮世絵」を完成させるため、時代を超えて街を巡る体験型の物語。初級・中/上級の2つのルートが用意されており、歴史や文化を楽しみながら新たな東京の魅力を発見できます。参加費は無料、キットは浅草駅構内などで入手可能。各ルートをクリアするとノベルティがもらえる特典付きです。

名月観賞会

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季節のイベント
東京スカイツリーの天望デッキ フロア350で開催される「名月観賞会」では、中秋の名月や満月、スーパームーンを天体望遠鏡で観賞できます。日程は2025年10月6日(月)の中秋の名月、10月7日(火)の満月、そして11月5日(水)のスーパームーン。天望デッキからの絶景と共に、幻想的な夜空を楽しむことができます。参加は無料ですが、展望台の入場料が別途必要です。天候によって内容が変更・中止になる場合もありますのでご注意ください。

Jazz in the Moon Night(ジャズライブ)

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文化・芸術・スポーツ
東京スカイツリーの天望デッキ フロア350で開催される「Jazz in the Moon Night」では、秋の夜景と共に本格的なジャズライブを楽しめます。2025年は10月1日から11月5日の期間中に数回開催され、出演アーティストにはサックス奏者のMALTAや、ヴォーカリストのJILLEなど、豪華な顔ぶれが揃います。各日のライブは19時から20時までの1時間、月明かりに包まれた幻想的な空間でジャズの音色を堪能できます。観賞は無料ですが、別途展望台の入場料が必要です。

没入型体験ゲーム『あの街で待っている』

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体験・ワークショップ・アクティビティ
東武鉄道と株式会社休日ハックが贈る、新感覚の没入型体験ゲーム『あの街で待っている』が2025年7月17日から2026年3月31日まで開催されます。本イベントでは、観光雑誌を手に下町の街並みを巡りながら、リアルな街と連動する謎を解いていく体験が楽しめます。浅草・押上・北千住・曳舟・亀戸エリアを舞台に、東武博物館や東京スカイツリータウン®なども登場。参加者は観光雑誌に隠された情報を元に、物語の主人公となって街を巡ります。キットには謎解きシートやペグシルなども含まれており、所要時間は3〜5時間ほど。期間中は早期クリアキャンペーンも実施予定です。

Art&Culture Days「Fairy Trick」

江東橋
施設イベント
全国15のPARCOで同時開催される「Art&Culture Days」の一環として、錦糸町PARCOでは1Fにトリックアートが出現。ファインダーを通すことで異なる表情を見せるこのインスタレーションは、訪れる人々を魔法のような世界へと誘います。さらに11月1日(土)~3日(月・祝)には、5,000円以上の購入で先着100名様に限定デザインの金平糖「忘れな草」をプレゼント。アートと買い物が融合した幻想的な期間をぜひお楽しみください。

墨田区メタ観光ワークショップ

東向島
趣味・生活
2025年度「墨田区メタ観光ワークショップ」が、すみだ生涯学習センターを拠点に開催されます。「メタ観光」とは、アニメ聖地や路上園芸、地形など従来の観光にとらわれない視点で地域の新たな魅力を掘り起こす取り組み。11月2日の「わたしの名所、あなたの名所」では、お気に入りの写真を持ち寄って、地元の魅力を再発見し合う交流型ワークショップを実施。また、10月25日と11月15日には、専門家とともにまちを歩く「メタ観光スタディーズ」も開催。テーマは「路上園芸・旧町名・文字観察」と「ナイトタイム:ご近所闇・照明」。各回定員30名、参加無料で、地域住民も観光の担い手となるユニークな学びの場です。

企画展『終末のワルキューレ』

押上
文化・芸術・スポーツ
2025年10月4日(土)から12月14日(日)まで、郵政博物館にて企画展『終末のワルキューレ』が開催されます。アニメ『終末のワルキューレ』に登場する神々や歴史上の人物たちを、古今東西の切手に描かれた図像から読み解く本展は、本作との初のコラボ展覧会です。さらに、Netflixにて配信予定の第3期に先駆けて、原画やキャラクター設定などの貴重なアニメ制作資料も展示。描き下ろしイラストによるオリジナルグッズの販売も行われ、ファン必見の内容となっています。歴史とフィクションが交錯するユニークな展示体験をお楽しみください。