こんにちは、すみどこスタッフです! すみだ水族館でオットセイの愛すべき魅力を伝える初の企画展が始まりました。

その名も飼育スタッフ中島有奈プレゼンツ「いいえそれはオットセイ展」!

このタイトルだけでとっても興味惹かれますが、実は飼育スタッフさんのとっても切実な思いとオットセイへの愛が込められていました。 イベント初日、すみどこスタッフが一足先にお邪魔してきました!

まずは当日、オットセイについての魅力をたくさん伝えてくださった飼育スタッフの中嶋さんのご紹介。

もともとイルカのトレーナーになりたかった中嶋さんは、学生時代にいろいろな実習に行ったことをきっかけにオットセイが好きになり、オットセイのトレーナーの道を選んだそうです。

今回のイベントにはそんな中嶋さんの、 「アシカやアザラシとよく間違えられてしまうオットセイについて、みんなに深く知ってほしい」 との熱い想いがたっぷりとつまった企画展となっています!

いいえそれはオットセイ展

概要

現在、すみだ水族館では「アナ」「ジュアナ」「サブリ」「ひいな」「アテナ」の5頭のミナミアメリカオットセイが暮らしています。しかし、アシカやアザラシと間違えられてしまうことも多く、意外と知られていないのが現状。そんなオットセイの可愛さや不思議をもっとたくさんの方に知ってほしいと、飼育スタッフ・中島有奈さんの発案で実現したのが今回の「いいえそれはオットセイ展」です。

いいえそれはオットセイ展

オットセイの愛すべき魅力を伝える初の企画展。期間中は、館内各所にアシカやアザラシと間違えられてきたオットセイの状況を伝えるパネルや、オットセイについての意識調査の結果、すみだ水族館で暮らす5頭のミナミアメリカオットセイの魅力を飼育スタッフの中島有奈さんが解説したパネルなどが展示される。そのほかにも、オットセイに関連したワークショップや書籍コーナー、ペンギンカフェでのオットセイをイメージした限定メニューなど、オットセイ愛にあふれるさまざまなコンテンツが用意されている。

いいえそれはオットセイ展

館内には、SNSなどでアシカやアザラシと誤認されている“切ない”実例を紹介するパネル展示や、20代~60代の男女1,000人を対象に実施したオットセイに関する全国意識調査「オットセイ2025」の結果発表など、思わず「そうだったの!?」と驚いてしまう情報が満載。オットセイをもっと身近に感じられる仕掛けがあちこちにちりばめられています。

見どころ

1. アシカやアザラシと何が違う? オットセイの“耳たぶ”と“ふさふさ”に注目

アシカやアザラシとの大きな違いは、オットセイには外側に飛び出した耳たぶがあること。また、体毛が長く量が多いので、乾くとふさふさになるのも特徴です。会場に入るとすぐ、この“耳”や“毛”について詳しく解説するパネルがあり、「なるほどこんな違いがあるんだ!」と目から鱗の情報がたくさん学べます。

2. 全国緊急意識調査「オットセイ2025」の結果にショック?

イベントエリアの一角では、「オットセイを目的に水族館へ行ったことがあるか?」「オットセイの魅力は何だと思うか?」など、独自で行った全国1,000人アンケート&街頭インタビューの結果を展示。

約9割が「オットセイ目当てで水族館に行った経験がない」と回答しているデータには驚き。今まであまり注目されてこなかったオットセイですが、ここで一気に“気になる存在”になるはずです。

3. 5頭のミナミアメリカオットセイの個性を徹底紹介

オットセイプールエリアには、中嶋さんをはじめとする飼育スタッフだからこそ知る“推しポイント”や、オットセイの見分け方を細かく教えてくれるパネルがあります。

たとえば、

  • アナ(17歳):最年長で「アナ様」と呼ばれることも。大きな擬岩をひとり占めしがち。

  • ジュアナ:よく他のオットセイにちょっかいを出しては怒られている“お転婆さん”。

  • ひいな / サブリ / アテナ:それぞれ元気いっぱいだったり、ちょっと甘えん坊だったり……と性格はいろいろ。

パネルを見てから観察すると、行動やしぐさの違いが意外なほどはっきりわかって楽しいですよ。

4. アシカやアザラシに間違えられてきた“歴史”をパネルで紹介

SNS投稿や歴史的文献でも、残念ながらオットセイはアシカやアザラシと混同されてきました。「いいえそれはオットセイ展」というタイトルの意味も、この展示を見れば納得。

思わずクスリと笑ってしまうようなエピソードもある一方で、「切ないな……」と感じてしまう事例も。オットセイの知名度アップを強く願う中嶋さんの思いが伝わってきます。

5. 最後は「全頭見分けCHALLENGE!!」で締めくくり

会場を巡ってオットセイの特徴を存分に学んだあとは、モニター端末でオットセイ5頭をどれだけ見分けられるかクイズに挑戦。10問全問正解を狙ってみましょう!

すみどこスタッフは1問目から不正解続きでビギナーレベルでしたが、飼育スタッフの中嶋さんはもちろん全問正解だったそうです。さすが、オットセイ愛の深さが違います。

イベント詳細

下記の表にイベント情報をまとめました。

項目

内容

開催期間

2025年3月5日(水)~4月25日(金)

開催場所

すみだ水族館 館内各所(※フォトスポットのみ館外)

料金

無料(※入館料は別途。一部ワークショップは有料)

特設サイト

2025年3月5日(水)10:00公開予定。公式ウェブサイト「最新のニュース」欄よりアクセス可能

所在地

東京スカイツリータウン内 すみだ水族館

最寄り駅

- 東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」 - 半蔵門線・京成押上線「押上駅」

注意事項

混雑時には入場制限がかかる場合あり。事前に公式SNSやウェブサイトを要確認。 一部ワークショップは事前予約制。

体験レポート

ワークショップ1:「ぱたぱたオットセイお面」

5階アクアアカデミーでは、無料で参加できる工作系ワークショップ「ぱたぱたオットセイお面」を開催中。 福笑い感覚でオットセイの顔パーツを貼り付け、前あしを“ぱたぱた”動かして遊べるお面を作れます。小さな子どもでも簡単に楽しめる内容で、完成したらぜひ記念撮影を!

開催情報

項目

内容

開催場所

5階 アクアアカデミー

開催時間

- 平日:11:00~16:00(最終受付15:30) - 土日祝:10:00~17:00(最終受付16:30)

参加費

無料(要入館料)

注意点

一部日程は時間変更の場合あり(公式ウェブサイト要確認)

ワークショップ2:「アテナがうまれたとき」(全4日間限定・有料)

2022年にすみだ水族館で誕生したオットセイ「アテナ」の誕生秘話を、絵本風の冊子に貼り絵する形で振り返る特別プログラム。各回5組までの少人数制(1組2名)なので、親子でじっくり楽しめるのが特徴です。絵本づくりのあとは、飼育スタッフの解説付きでオットセイのゴハンタイムを見学!

「アテナ誕生の瞬間」を感じられる、貴重な体験型ワークショップです。

開催情報

項目

内容

開催日

- 3月29日(土) - 3月30日(日) - 4月5日(土) - 4月6日(日)

開催時間

各日10:00~10:30

参加費

1組1,500円(要入館料)

対象・定員

各回5組(1組2名)

申込み方法

公式ウェブサイト「最新のニュース」欄 特設サイトより(先着順)

プログラム内容

1. 絵本風の冊子に画像を貼り、物語を完成させる 2. オットセイの給餌見学

カフェメニューも充実!

ぷかぷかオットセイのお花見ラテ

春らしいカラフルなトッピングが目を引く抹茶ラテ。

ホイップクリームに三色団子、カラフルなぶぶあられ、オットセイマシュマロがぷかぷか浮かんでいて、見た目の可愛さと甘味のバランスが絶妙です。お花見気分を味わえるイチオシドリンクです!

オットセイのカップスリーブ付きドリンク

  • ぷかぷかオットセイココア

  • ぷかぷかオットセイのお花見ラテ

  • “オットセイ色(茶色)のドリンク”としてアイスコーヒーやアイスカフェラテ、コーラなど

上記を注文すると、オリジナルのオットセイカップスリーブ(全3種・ランダム)がもらえます。カップをぎゅっと抱えているようなデザインがなんともキュートで、SNS映えも間違いなし。

そのほかスイーツも見逃せない

愛らしいお顔のオットセイドーナツも販売中。チョココーティングされたつぶらな瞳が可愛すぎて食べるのをためらってしまいそうですが、甘さ控えめでペロリといけちゃいます。こちらは数量限定なので、お早めにどうぞ。

まとめ

今回の「いいえそれはオットセイ展」は、飼育スタッフ・中嶋さん(中島有奈さん)が抱く“オットセイへの深い愛”と、“アシカやアザラシではないことを知ってもらいたい”という強い想いが詰まった企画でした。 展示を見終わる頃には、きっとあなたもオットセイのふさふさ毛や可愛い耳たぶの虜になっているはず。イベント期間中はワークショップやカフェメニューも充実しているので、子どもから大人まで一緒に楽しめること間違いなしです。

この春は、ぜひすみだ水族館で“オットセイ推し”を見つけてみてください。出口のアンケートやフォトスポットで「オットセイ大好き!」と宣言すれば、思い出にもいっそう残るはずですよ。ぜひ足を運んでみてくださいね!