2023年が始まりましたね! 今回はお正月の風流な行事 隅田川七福神めぐり のご紹介です。
200年以上の歴史を持つ都内最古の七福神めぐりの1つである隅田川七福神。 隅田川沿いに点在する5つの寺社と向島百花園からなり、隅田川とスカイツリーを眺めながらめぐることができます。
年初めに、新年の無事と平安を祈願しつつ、下町散策を楽しむのは如何でしょうか?
基本情報
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開帳期間:元日〜7日まで
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所要時間:約90〜120分
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総距離:約7km
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揮毫・領布期間
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御朱印帳への揮毫は1月7日まで(事前に準備し御祈祷したものを頒布)
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色紙への七福神の揮毫は1月9日まで
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御分体・宝舟は1月8日以降も頒布予定
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※ 昨今のコロナ禍の状況により変更になる可能性がありますので、最新情報は公式ページでご確認ください。
値段
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御朱印 500円
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寄せ書き用色紙・スタンプ用 300円(記念スタンプは無料で押すことができます)
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宝船 1500円
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ご分体 一体500円
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金泥揮毫特別御朱印 1000円 (限定100枚)
※ 御朱印の寄書き用色紙と宝舟は多門寺と三囲神社のみでの販売。ご分体は各寺社にて販売。
各寺社の紹介
こちらが七福神めぐりの主なルートです。堀切駅から東京スカイツリー駅まで続いています
① 多聞寺(たもんじ):毘沙門天
所在地)東京都墨田区隅田5-31-13
公式 HP) 真言宗 智山派 隅田山 吉祥院 多聞寺
阿弥陀如来像・子育て地蔵、茅葺きの山門、本尊・毘沙門天像、平和観音像、狸塚、隅田川七福神の碑、坐姿六態地蔵 などをみることができます。
② 白鬚神社(しらひげじんじゃ):寿老神
所在地)東京都墨田区東向島3-5-2
公式 HP) 白鬚神社公式ホームページ
天暦5年、慈恵大師良源が琵琶湖湖畔に鎮座する近江最古の大社 白髭神社の御分霊としてお祀りしたことが始まりと伝えられています。主祭神は猿田彦命、正しい方位を示される国土開拓の神として記されています。
③ 向島百花園:福禄寿尊
所在地)東京都墨田区東向島3
公式 HP) 向島百花園 | 公園へ行こう!
向島百花園内に福禄寿尊堂があります。 令和5年1月1日〜1月3日は一部エリア(入口から福禄寿尊堂までのエリアのみ)のみの限定公開となります。以降は入園料が別途必要です。
④ 長命寺(ちょうめいじ): 弁財天
所在地)東京都墨田区向島5-4-5
公式 HP) 宝寿山遍照院 長命寺(通称:風流寺) | 天台宗東京教区 公式サイト
三代将軍徳川家光公が、鷹狩りに来た際、突然腹痛を起こし、住職の加持した庭中の般若水(井戸水)で薬をのんだら痛みが止まったので、以後長命寺と呼ぶように改号されたと言われています。 今でも「長命水石文」と井戸も残っています。
⑤ 弘福寺(こうふくじ): 布袋尊
所在地)東京都墨田区向島5-3-2
公式 HP) 隅田川七福神の一つ| 黄檗宗 牛頭山 弘福寺
風外禅師の自刻の父母の石像があり、"咳の爺婆尊"と称し、 風邪除けとして古来より信仰を集めております。咳止めの飴を買い求める参拝者が多くいるそうです。
⑥ 三囲神社(みめぐりじんじゃ): 大国神・恵比寿神
所在地)東京都墨田区向島2-5-1
公式 HP) 三囲神社 | 三井広報委員会
江戸時代、三井家の守護社として崇拝され、以後三井家が主となり神社を支援しています。神社には三井家が奉納した石碑や石像・木像も多く、平成21年に閉店した三越池袋店のシンボル・ライオン像も見ることができます。
参拝コース
東武伊勢崎線 堀切駅 ⇆ 多聞寺 ⇆ 白鬚神社 ⇆ 向島百花園 ⇆ 長命寺 ⇆ 弘福寺 ⇆ 三囲神社 ⇆ 東武伊勢崎線 東京スカイツリー駅
北から多聞寺をスタートとするコースと、南から三囲神社をスタートとするコースの2通り。昔は、"海から宝舟が上る"ということで、川下の三囲神社から川上へとさかのぼってお参りする方が多かったようですが、現在では交通の便から多聞寺からスタートする方が多くなっているとのことです。
徒歩での参拝が難しい方は墨田区内循環バス(北西部ルート)の利用が便利です。 https://www.city.sumida.lg.jp/kurashi/jyunkanbus/index.html