こんにちは、すみどこスタッフです。 墨田区では夏のイベントが落ち着くと、錦糸公園とひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)がぐっと“お祭り顔”になります。毎年の定番だからこそ、初めての方にも今年の見どころが一目で伝わるように、2025年の「第50回すみだまつり/第55回こどもまつり」を、会場の歩き方や混雑の波までふくめてまとめました。当日に役立つ情報を中心にお届けしますので参加される際の参考にしてくださいね。

まず全体像を確認したい方は、東東京の秋まつり横断ガイドもどうぞ(開催有無・時期・会場を一目でチェック)→ 墨田区と近隣6区の秋の区民まつりガイド|東東京7区の開催有無・見どころ

今年の基本情報(日時・会場・入場)

ことしは10月4日(土)と5日(日)の2日間開催です。時間は両日とも午前10時から午後5時までで、こどもまつりは午後4時までと少し早めに終わります。場所はいつもの錦糸公園ひがしんアリーナを中心に、テニスコートや野球場、ふれあい広場、錦糸町PARCO前の街なかステージまで広く使います。入場は無料。

第50回すみだまつり 第55回こどもまつり

錦糸公園とひがしんアリーナを中心に開催される「第50回すみだまつり」と「第55回こどもまつり」は、墨田区を代表する地域イベントです。
すみだまつりでは、模擬店や物産展、行政機関によるPRコーナーなど、多彩なブースが出展。ひがしんアリーナや楽天地ビルでのステージショーも見どころのひとつです。
こどもまつりでは、手作りおもちゃや昔遊び体験が楽しめるコーナーや、フットサル・ラグビーなどのスポーツ体験、こどもたちによるパレードなど、子ども向けの楽しいプログラムが満載です。
世代を超えた交流と地域の魅力を再発見できる、2日間限定の祭典です。

第50回すみだまつり 第55回こどもまつり

細かなタイムテーブルや会場図は当日配布のプログラムや公式サイト・公式Xで随時更新されます。天候しだいで一部変更や中止になることもあるので、出かける前と当日の朝に最新を確認すると安心です。

2025年“ならでは”のポイント

節目の第50回を記念して、ことしはフォト企画が充実しています。テニスコートに記念フォトブースが設けられ、撮影後に体育館3階サブアリーナへ向かうと、高さ約196センチの巨大ガチャが待っています。各日先着1,000名、ひとり1回でオリジナルの記念品が当たる仕組みです。列の整備は午前11時から、撮影は11時30分から始まります。記念品の中身は当日のお楽しみですが、並ぶ価値は十分ありそうです。

ステージ面では、第24代すみだ親善大使の認定式が10月4日(土)12時30分から体育館3階メインアリーナで行われます。同日15時からは錦糸町PARCO前でトークショーも予定されています。まつりの顔が引き継がれる瞬間は、毎年じんわり来るものがあります。

家族連れが見逃したくないのは、同じく4日(土)10時45分からメインアリーナで予定されるキャラクターショー「ナンバーワン戦隊 ゴジュウジャー」です。握手会は13時30分からテニスコートの会場で行われる予定です。小さなお子さんは午前のうちに屋内でしっかり楽しめます。

2日目はこどもパレードがハイライト。沿道は毎年人気なので、観覧する場合は少し早めに場所を決めておくと焦らずに済みます。

会場の雰囲気と歩き方

すみだまつりの良いところは、屋内(ひがしんアリーナ)と屋外(公園一帯)を行き来しながら楽しめることです。メインアリーナでは式典やショーが続き、サブアリーナではこども向けの体験がまとまっています。屋外に出ると、テニスコート周辺で交流都市の物産や模擬店がにぎやかで、野球場エリアでは警察・消防・行政のPRブースが体験や展示を交えながら来場者を迎えます。ふれあい広場は、ちょっとひと息つくのにちょうどよい場所。芝生や日陰を“ベース”にして、短い単位で行ったり来たりするのがおすすめです。

日別の押さえどころ(迷ったらここ)

10月4日(土)

午前中のキャラクターショーから徐々に空気があたたまってくる印象です。認定式をはさんで、午後は街なかのPARCO前ステージに足を延ばすのも楽しい流れです。記念フォトと巨大ガチャは昼のタイミングが混みやすいので、待機開始の11時に合わせて動くとスムーズです。

10月5日(日)

こどもパレードを中心に据えた回り方が一番わかりやすいと思います。時間が合えば、午前に屋内体験、昼前に物産で食事、パレードを観て、最後にもう一度ステージという順が気持ちよく一日を締められます。

こどもあそびコーナーの楽しみ方

屋内外に点在する「こどもあそびコーナー」は、モンキーブリッジストラックアウトなど、体を動かす遊びが中心です。人気の遊具は昼前後に混みやすいので、朝のうちに1〜2つ体験しておくと、その後の予定が組みやすくなります。屋外は天候の影響を受けやすいため、雨や強風のときは内容が変わるかもしれません。その場合は体育館を中心に楽しむ切り替えが吉です。

物産と模擬店は“昼前先取り”がコツ

テニスコートの一帯は、交流都市の特産や屋台の香りでいっぱいになります。行列の山はだいたい正午前後に来るので、11時台のうちに食べたいものを確保しておくと、ステージの時間に合わせやすく、ゆっくり食事もできます。支払い方法は店舗によって異なるため、少額の現金を用意しておくと安心です。

どのくらい混む?天気による影響と上手な過ごし方

混雑は、フードが昼どき、ステージが開始直前に多くなります。ステージは10〜15分前に移動しておくと、視界の確保がしやすい印象です。天候については小雨決行が基本ですが、荒天の際は屋外プログラムの変更や中止が出るかもしれません。当日朝の公式発信と、会場内の掲示を合わせてご確認ください。

はじめてでも安心の行き方&帰り方

最寄りはJR総武線と東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅です。北口から公園まではすぐで、半蔵門線は3番出口が便利です。会場に駐車場はありません。帰りはステージの終了直後が混み合うので、少し時間をずらすか、PARCO前の街なかステージを一演目だけ見てから駅へ向かうくらいの余裕があると快適です。

近隣区の秋まつりも気になる方は、横断ガイドをご覧ください → 墨田区と近隣6区の秋の区民まつりガイド|東東京7区の開催有無・見どころ

まとめ

ことしのすみだまつりは、節目の第50回。屋内と屋外をうまく組み合わせれば、体験にグルメにステージと、家族それぞれの“楽しい”を少ない無駄で回れます。記念フォト&巨大ガチャはこの年ならではの楽しみ方。初めての方も久しぶりの方も、錦糸公園とひがしんアリーナを拠点に、秋の二日間をのびのび過ごしてみてください。

開催中のイベント一覧

東京下町回遊 竹あかり

向島
季節のイベント
東京・墨田区で開催される「東京下町回遊 竹あかり」は、竹あかりの優しい光で下町の夜を彩るライトアップイベントです。すみだリバーウォーク、北十間川河川テラス、牛嶋神社、隅田公園を中心に、竹のオブジェや竹毬が並び、幻想的な夜の散歩を楽しめます。期間中は、水上コンサートやナイトクルーズ、竹あかりマルシェ、ワークショップなども多数開催。伝統と革新が融合する墨田の街を、やさしい光が包み込みます。家族や友人、カップルで楽しめる冬の注目イベントです。

ホラーにふれる展 -映画美術の世界-

押上
文化・芸術・スポーツ
この秋、東京ソラマチにて開催される「ホラーにふれる展 -映画美術の世界-」は、ホラー映画の美術に焦点を当てた体験型展示イベントです。松竹のホラーブランド「松竹お化け屋本舗」が手がけ、映画の中に入り込んだような非日常空間を演出。普段はスクリーン越しでしか見られないホラー映画の舞台美術を、実際に“見て・撮って・触って”楽しむことができます。日本のホラー文化にふれる、恐ろしくも魅力的な体験をお楽しみください。

台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~

錦糸町
体験・ワークショップ・アクティビティ
2025年10月1日(水)から12月28日(日)まで、台東区と墨田区を舞台にした街歩き×謎解きイベント『台東・墨田 謎解き時空旅絵巻~消えた浮世絵を追って~』が開催されます。謎解きクリエイティブチーム『KAGENAZO』による本イベントは、失われた「浮世絵」を完成させるため、時代を超えて街を巡る体験型の物語。初級・中/上級の2つのルートが用意されており、歴史や文化を楽しみながら新たな東京の魅力を発見できます。参加費は無料、キットは浅草駅構内などで入手可能。各ルートをクリアするとノベルティがもらえる特典付きです。

名月観賞会

押上
季節のイベント
東京スカイツリーの天望デッキ フロア350で開催される「名月観賞会」では、中秋の名月や満月、スーパームーンを天体望遠鏡で観賞できます。日程は2025年10月6日(月)の中秋の名月、10月7日(火)の満月、そして11月5日(水)のスーパームーン。天望デッキからの絶景と共に、幻想的な夜空を楽しむことができます。参加は無料ですが、展望台の入場料が別途必要です。天候によって内容が変更・中止になる場合もありますのでご注意ください。

Jazz in the Moon Night(ジャズライブ)

押上
文化・芸術・スポーツ
東京スカイツリーの天望デッキ フロア350で開催される「Jazz in the Moon Night」では、秋の夜景と共に本格的なジャズライブを楽しめます。2025年は10月1日から11月5日の期間中に数回開催され、出演アーティストにはサックス奏者のMALTAや、ヴォーカリストのJILLEなど、豪華な顔ぶれが揃います。各日のライブは19時から20時までの1時間、月明かりに包まれた幻想的な空間でジャズの音色を堪能できます。観賞は無料ですが、別途展望台の入場料が必要です。

没入型体験ゲーム『あの街で待っている』

押上
体験・ワークショップ・アクティビティ
東武鉄道と株式会社休日ハックが贈る、新感覚の没入型体験ゲーム『あの街で待っている』が2025年7月17日から2026年3月31日まで開催されます。本イベントでは、観光雑誌を手に下町の街並みを巡りながら、リアルな街と連動する謎を解いていく体験が楽しめます。浅草・押上・北千住・曳舟・亀戸エリアを舞台に、東武博物館や東京スカイツリータウン®なども登場。参加者は観光雑誌に隠された情報を元に、物語の主人公となって街を巡ります。キットには謎解きシートやペグシルなども含まれており、所要時間は3〜5時間ほど。期間中は早期クリアキャンペーンも実施予定です。

Art&Culture Days「Fairy Trick」

江東橋
施設イベント
全国15のPARCOで同時開催される「Art&Culture Days」の一環として、錦糸町PARCOでは1Fにトリックアートが出現。ファインダーを通すことで異なる表情を見せるこのインスタレーションは、訪れる人々を魔法のような世界へと誘います。さらに11月1日(土)~3日(月・祝)には、5,000円以上の購入で先着100名様に限定デザインの金平糖「忘れな草」をプレゼント。アートと買い物が融合した幻想的な期間をぜひお楽しみください。

墨田区メタ観光ワークショップ

東向島
趣味・生活
2025年度「墨田区メタ観光ワークショップ」が、すみだ生涯学習センターを拠点に開催されます。「メタ観光」とは、アニメ聖地や路上園芸、地形など従来の観光にとらわれない視点で地域の新たな魅力を掘り起こす取り組み。11月2日の「わたしの名所、あなたの名所」では、お気に入りの写真を持ち寄って、地元の魅力を再発見し合う交流型ワークショップを実施。また、10月25日と11月15日には、専門家とともにまちを歩く「メタ観光スタディーズ」も開催。テーマは「路上園芸・旧町名・文字観察」と「ナイトタイム:ご近所闇・照明」。各回定員30名、参加無料で、地域住民も観光の担い手となるユニークな学びの場です。

企画展『終末のワルキューレ』

押上
文化・芸術・スポーツ
2025年10月4日(土)から12月14日(日)まで、郵政博物館にて企画展『終末のワルキューレ』が開催されます。アニメ『終末のワルキューレ』に登場する神々や歴史上の人物たちを、古今東西の切手に描かれた図像から読み解く本展は、本作との初のコラボ展覧会です。さらに、Netflixにて配信予定の第3期に先駆けて、原画やキャラクター設定などの貴重なアニメ制作資料も展示。描き下ろしイラストによるオリジナルグッズの販売も行われ、ファン必見の内容となっています。歴史とフィクションが交錯するユニークな展示体験をお楽しみください。