七五三を迎えるにあたって、「どこでお参りをしようかな?」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。墨田区にある牛嶋神社は、古き良き伝統を大切にしながらも、現代的な利便性をしっかり兼ね備えた魅力いっぱいのスポットです。

地域に深く根ざし、長い年月にわたって人々に崇敬されてきた牛嶋神社では、七五三も古くから行われており、親御さんやお子さんが安心してお参りできるスポットとして人気を集めています。

そんな牛嶋神社での七五三について、多方面から詳しくご紹介していきますね。

歴史と伝統が息づく牛嶋神社

牛嶋神社は、貞観2年(860年)に創建された、由緒正しき神社として知られています。かつては「牛御前社」と呼ばれ、地元の人々にとって身近な存在でした。源頼朝が隅田川を渡る際に、千葉常胤が牛嶋神社で祈願したといった伝説も残されており、歴史好きの方なら興味をそそられるエピソードが多くあります。

さらに、五年に一度行われる大祭では、鳳輦(牛車)を中心とした古式豊かな行列が氏子地域を巡行し、黒雄和牛が神牛となって鳳輦を曳くという珍しい光景を見ることができます。こうした古くからの文化や風習が大切に受け継がれているのは、牛嶋神社ならではの魅力と言えるでしょう。

三柱の神様から授かるご利益

牛嶋神社では、「須佐之男命(スサノオノミコト)」「天之穂日命(アメノホヒノミコト)」「貞辰親王命(サダトキシンノウノミコト)」の三柱が祀られています。厄除けや縁結び、安産、子孫繁栄など、多岐にわたるご利益があるとされており、七五三でお参りに訪れるご家族にとっては特にありがたい存在です。

また、牛嶋神社ならではの特徴として狛犬の代わりに「狛牛」が境内を守っていることや、体の不調を撫でて癒す「撫で牛」があることでも有名です。こうした「牛」にまつわる独特の文化は、他の神社にはない個性を放っています。

七五三の具体的な情報

祈祷と初穂料
  • 七五三の祈祷:

    随時受け付けています。初穂料は5,000円からで、千歳飴が授与されます。

  • 事前確認:

    結婚式や神社の行事と重なる場合には待ち時間が長くなることや、祈祷そのものができない場合があるため、事前に電話で確認するのがおすすめです。

混雑を避けるコツ
  • ピークシーズンは11月:

    多くのご家族が訪れ、特に休日や大安は込み合う傾向があります。

  • 時期をずらす:

    10月や12月などに参拝すると、比較的落ち着いた雰囲気の中でお子さんの成長をお祝いできます。

アクセスの良さと周辺スポット

牛嶋神社は、都営浅草線「本所吾妻橋駅」から徒歩約4分、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」から徒歩約5分、東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩約10分と、主要駅からのアクセスが非常に便利です。周辺には墨田公園や大横川親水公園、さらには東京スカイツリーやすみだ水族館など、子供と一緒に楽しめるスポットがたくさんあります。七五三の記念参拝後に、家族で観光や食事を楽しむプランを組むのも良いでしょう。

神社に専用の駐車場はありませんが、近隣にコインパーキングがありますので、お車の場合でも安心して訪れることができます。

落ち着いた雰囲気と充実した撮影スポット

牛嶋神社は、都心にありながらも比較的落ち着いた空気が流れるのが特徴です。拝殿周辺や境内の通路など、写真撮影にぴったりのスポットが数多く点在しているため、七五三のかわいい姿をしっかりと記録に残せるでしょう。秋には美しい紅葉が境内を彩り、写真撮影をするにも絶好のロケーションとなります。

また、境内にある「三輪鳥居」や撫で牛などは、お子さんが興味を引かれるポイントにもなり、待ち時間の退屈を和らげてくれます。都心部の神社の中でも珍しく、ファミリーに優しい空間が整っているのは牛嶋神社ならではの魅力です。

口コミから見る牛嶋神社の評判

牛嶋神社で七五三を行った方々の口コミを見てみると、

  • 境内が広く、子どもが走り回っても安心できた

  • 写真スポットが豊富で思い出に残る写真をたくさん撮れた

  • 祈祷がスムーズで子どもが飽きずに過ごせた

など、好意的な声が多く寄せられています。落ち着きある雰囲気と、アクセスの良さが両立していることが、高評価の理由として挙げられています。

まとめ:牛嶋神社で迎える心に残る七五三

牛嶋神社は、創建から千年以上という長い歴史と、都心からの便利なアクセスやファミリー向けの設備が見事に調和した、魅力あふれる神社です。 七五三と直接結びつく歴史的エピソードははっきりと残っていないものの、地元で愛され続けてきた神社ということもあり、安心感と信頼感をもってお子さんの成長をお祝いすることができます。

ぜひ、ご家族の大切な節目となる七五三のお参りに、牛嶋神社を候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。豊かな伝統と親しみやすさが融合する空間で、かけがえのない思い出を作ってくださいね。

牛嶋神社の基本情報一覧

項目

詳細

創建

貞観2年(860年)

ご祭神

須佐之男命、天之穂日命、貞辰親王命

ご利益

厄除け、縁結び、安産、子孫繁栄など

七五三祈祷

随時受付

初穂料

5,000円~

授与品

千歳飴

アクセス

- 都営浅草線「本所吾妻橋駅」徒歩4分 - 東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」徒歩5分 - 東京メトロ銀座線「浅草駅」徒歩10分

駐車場

近隣のコインパーキングを利用

開催中のイベント一覧

ソラマチこども縁日

押上
祭り
東京スカイツリータウンで「ソラマチこども縁日」が開催されます。期間は2025年7月26日から8月11日まで。2階南面テラスには、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣り、輪投げなど、昔ながらの遊びが楽しめる出店が並び、下町情緒あふれる夏まつりの雰囲気が味わえます。初日の7月26日は21時まで、8月1日~3日は12時から21時までと、日によって開催時間が異なる点にもご注意ください。平日は11時から17時、休日は11時から18時の開催で、家族連れにぴったりの夏のイベントとなっています。

すみだ・浅草連携 令和7年隅田川とうろう流し

隅田川親水テラス
祭り
隅田川とうろう流しは、関東大震災や東京大空襲などで隅田川で亡くなった人々の霊を慰めるために始まった慰霊行事。一時期中断されたが平成17年に復活し、令和元年からは墨田区・台東区の両岸で開催。令和7年は8月16日に式典18:30、灯篭流し18:45〜20:00を予定。荒天時は順延。とうろうの受付は14:00から隅田公園入口で行い、無くなり次第終了。ゆらめく灯りが夏の夜の隅田川を幻想的に彩る。

第48回 隅田川花火大会

桜橋下流~言問橋上流(第一会場)、駒形橋下流~厩橋上流(第二会場)
季節のイベント
伝統の両国川開き花火大会を継承する花火大会。開催起源は1733年(享保18年)の「両国の川開き」に由来するという、伝統、格式共に関東随一の花火大会で、歴史の流れの中で何度かの中断を経て、1978年(昭和53年)に「隅田川花火大会」として復活した。花火は大きく分けて2種類あり、菊のように球形に開く「割物」と花火玉が上空で二つに開き、中から星などが放出する「ポカ物」などがある。桜橋下流から言問橋上流の第一会場では、両国花火ゆかりの花火業者や数々のコンクールで優秀な成績を収めた花火業者が一堂に会して競う花火コンクールが開催される。

ソラマチひろば噴水スケジュール

東京スカイツリータウン
施設イベント
【7/1 スケジュール更新しました】 ソラマチひろばの噴水スケジュールです。 涼しげな噴水をおたのしみください。 直近の噴水のスケジュールは下記をご確認ください。 ※予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。 【噴水スケジュール】 5/7(水)~ 10:00~19:00 ■噴水停止日(予定) 〈7月〉 ・7/1(火)~7/7(月) ・7/16(水)~20(日) ・7/31(木) 【注意事項】 ・マナーを守っておたのしみください。 ・裸にはならないでください。 ・濡れた体のまま館内に入らないでください。 ・大きな声を出さないでください。 ・ペットの連れ込みはご遠慮ください。 ・洗剤、石鹸、シャボン玉等、水質に影響を与えるものは持ち込まないでください。 ・事故等の責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。 ・施設の都合および天候により、予告なく噴水の放出時間や実施の有無を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。 ・自転車で来場される方は、館内の自転車駐車場をご利用ください。

錦糸町PARCO×リアル謎解きゲーム「祭りと未来の七不思議~蘇る江戸の『粋』~」

錦糸
施設イベント
錦糸町PARCOを舞台に開催されるリアル謎解きゲーム「祭りと未来の七不思議~蘇る江戸の『粋』~」では、江戸の文化と都市伝説「本所七不思議」をテーマに、未来の錦糸町で夏祭りの活気を取り戻す冒険が繰り広げられます。館内を巡りながら謎を解くこの体験型イベントは、参加無料で誰でも気軽に挑戦可能。参加者は館内に設置されたラックからキットを入手し、自身のスマートフォンで回答を入力しながら物語を進めます。所要時間は2~3時間程度で、期間中は一部飲食店にて「謎解き」をモチーフにした限定メニューも提供されるなど、ショッピングや食事とともに楽しめる内容です。企画制作はNAZO×NAZO劇団で知られる株式会社ハレガケが担当。

企画展「東京大空襲80年-空襲被害写真と空襲体験画を見つめて-」

すみだ郷土文化資料館
祭り
空襲体験画を様々な角度から再検討するほか、工場等の被災実態や町会等での慰霊祭の現状を紹介する展示です。<施設情報>すみだ郷土文化資料館は、墨田区の歴史、文化、伝統を紹介する地域博物館です。郷土の歴史を学ぶとともに学術研究発信の場として平成10年に開館しました。1階展示室では、実物資料や写真、パネルなどから墨田区の古代から現代までの歴史を解説しており、来館者が地域の歴史を調べるための図書コーナーが併設されています。また、2階展示室では特集展示、3階展示室では企画展示を定期的に開催しており、毎年3月と8月には東京大空襲に関連するイベントを開催するとともに、空襲体験者による体験画が年間を通じて展示しています。

大相撲100年史

相撲博物館
施設イベント
本展では、大相撲の100年にわたる歴史を振り返り、名力士たちの活躍、時代とともに変化してきた相撲文化、国技館の歴史にも焦点を当てます。貴重な資料や写真、化粧回しなどを通じて、大相撲の歩んできた長い歴史を感じていただけますと幸いです。<見どころ>大横綱・双葉山が補修しながら使い続けた締込や、初代~二代若乃花、大鵬、北の湖ら15人の横綱の手形と「和」の揮毫など、相撲ファン必見の貴重な資料がそろいます。1986年のパリ公演ポスターや、禁煙前の国技館桝席に置かれていた火箱と灰皿も展示され、時代の移り変わりが感じられます。なかでも注目は、武蔵丸から豊昇龍へと継承された化粧廻し三つ揃い。日本画家・千住博による原画が、土俵入りに芸術的な輝きを添えます。