少しずつ春が近づいてきていますね。まだ寒い日もあるけれど、梅の花を見ると「あ、春が来るんだな」ってワクワクしませんか?墨田区では、この時期になるといろんな場所で梅まつりが開かれています。

梅の花を楽しみながら、ちょっとしたお出かけにもぴったりなんです。今回は、そんな墨田区の梅まつりの魅力をわかりやすくお届けします!最後には、墨田区のすぐ近くで楽しめる亀戸天神社の梅まつりもご紹介するので、ぜひ読んでみてくださいね。

1. 香梅園梅まつり(小村井香取神社)

概要

香梅園は、小村井香取神社の境内にある梅園です。ここでは約85種類・120本もの梅が植えられており、紅梅や白梅、枝垂れ梅など、多種多様な花々を楽しむことができます。品種ごとに開花時期がずれるため、比較的長期間にわたって梅の観賞ができるのも嬉しいポイントです。

  • 開催期間(2025年) 2025年2月15日~3月2日 ※現時点では詳細なイベント内容は未公開のため、最新情報は墨田区観光協会などでご確認ください。

  • アクセス 東武亀戸線「小村井」駅より徒歩5分 ※専用駐車場はないため、公共交通機関がおすすめです。

見どころ

多種多様な梅の観賞

「呉服枝垂(ごふくしだれ)」や「緋の司枝垂(ひのつかさしだれ)」など、珍しい品種も含めて様々な梅が咲き乱れます。紅梅・白梅が織りなすコントラストが美しく、近くで香りを感じながら鑑賞できるのが魅力です。

歴史的背景

江戸時代から「小村井梅園」として3000坪以上の広大な梅園を誇っていたこの地域ですが、1910年の洪水で廃園に。そこから1994年、地域の方々の協力により復活したのが現在の「香梅園」です。歴史ある梅の名所が再興されたという背景を知ると、鑑賞もより味わい深いものになります。

イベント内容(過去の例)

過去には琴や尺八の演奏、抹茶や甘酒の接待などが行われていたようです。2025年の詳細はまだ公開されていないため、気になる方は墨田区観光協会などの公式情報をチェックしてください。

周辺観光スポット

  • 合金鋳物博物館

    香梅園から徒歩2分ほどにある博物館で、鋳物(いもの)の歴史や技術を知ることができます。

  • あずま百樹園

    香梅園から徒歩3分ほどの庭園です。梅の季節以外にも四季折々の花を楽しめます。

小村井香取神社 香梅園梅まつり 2025

小村井香取神社にて、第32回 梅まつりが開催されます。2月15日 ~ 3月2日まで行われます。 例年は1日目・2日目には琴の演奏や抹茶・甘酒の接待(有料)、すみだ親善大使が来園し写真撮影会が行われます。

小村井香取神社 香梅園梅まつり 2025

2. 向島百花園 梅まつり

概要

江戸時代後期に造られた庭園「向島百花園」では、例年2月上旬から3月上旬にかけて「梅まつり」が開催されます。かつては「新梅屋敷」と呼ばれるほど梅の名所として知られており、今でも約20種類・約70本の梅が園内を彩ります。

  • 開催期間(2025年) 2025年2月8日~3月2日 ※日程はあくまで予定です。公式サイト等で最新情報をご確認ください。

  • アクセス

    • 東武スカイツリーライン「東向島駅」から徒歩約8分

    • 京成電鉄押上線「京成曳舟駅」から徒歩約13分 ※こちらも専用駐車場はないため、公共交通機関をご利用ください。

  • 入場料 一般:150円、65歳以上:70円 (小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料)

見どころ

歴史ある庭園での梅観賞

江戸の風情を感じる庭園で、可憐な梅の花を愛でることができます。園内には池や四季折々の花もあり、ゆったり散策するだけでも心が洗われるようです。

多彩な梅の品種

「月影」「白加賀」「鹿児島紅」など、約20種類の梅が咲きます。品種によって花の色や形、香りが異なるので、見比べてみると面白いですよ。

江戸文化に触れられるイベント

向島百花園では梅まつり期間中、江戸大道芸や伝統芸能の「すずめ踊り」などが行われる予定です。すずめ踊りは仙台藩祖・伊達政宗公の時代から伝わるもので、浮世絵師の葛飾北斎が描いた『北斎漫画』にも登場するなど、歴史と文化の薫りが感じられます。

イベント内容(2025年の予定・一部抜粋)

イベント名

内容

開催日時

梅を詠む

梅を題材に俳句や和歌をノートに書き留める

期間中毎日 9:00~17:00

江戸大道芸

大黒舞いや放下芸など、江戸のにぎわいを感じるパフォーマンス

2月8日(土)、24日(月・振替) 11:40~、13:00~、15:00~ (各回30分程度)

すずめ踊り

仙台発祥の伝統芸能で、北斎漫画にも登場

2月9日(日)、16日(日) 13:00~、15:00~ (各回30分程度)

庭さんぽ~向島百花園の楽しみ方~

職員の方が園内を案内

2月23日(日) 13:00~(約60分)

お茶会

茶道体験

2月22日(土)、23日(日) 10:00~16:00

※内容や日程は変更される場合があります。公式X(旧Twitter)やホームページなどで最新情報を確認してください。

向島百花園 梅まつり 2025

向島百花園では、2025年2月8日(土)から3月2日(日)まで、「梅まつり」が開催されます。江戸時代から続く美しい庭園で、梅の花が彩る特別なひとときをお楽しみいただけます。 開園時間は午前9時から午後5時までで、最終入園は午後4時30分までとなっています。場所は東京都墨田区東向島3-18-3にある向島百花園です。入園料は一般150円、65歳以上70円で、小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料で入園できます。

向島百花園 梅まつり 2025

3. 墨田区ではないが、墨田区からすぐ行ける「亀戸天神社の梅まつり」

最後にご紹介するのは、墨田区のすぐ隣、江東区にある 亀戸天神社 の梅まつりです。ここは学問の神様・菅原道真公を祀る神社として有名で、道真公が梅をこよなく愛したことから、境内には約300本もの梅が植えられています。例年2月上旬から3月上旬に開催される梅まつりでは、紅白の梅が色鮮やかに咲き乱れ、太鼓橋や心字池との景観が見事な写真映えスポットになっています。

  • アクセス

    • JR総武線「亀戸駅」北口より徒歩約15分

    • 東武亀戸線「亀戸水神駅」より徒歩約8分

開催情報についてはまだ詳細が出ていないこともありますが、例年さまざまな行事が行われるほか、学業成就を祈願する参拝者で賑わうので、受験を控えた方にもおすすめです。開催日程としては 2025年2月2日(日)〜 2025年3月2日までのようでした。

まとめとお出かけの際のポイント

香梅園梅まつりと向島百花園の梅まつりは、それぞれ魅力や雰囲気が異なります。 神社境内の落ち着いた雰囲気の中で、多種多様な梅を間近で鑑賞したい方は「香梅園梅まつり」へ。 歴史ある庭園を散策しながら、江戸文化にも触れたい方は「向島百花園 梅まつり」へ。 ぜひ足を運んでみてください。

  • 最新情報のチェック: 2025年の開催内容はまだすべて公表されていないため、お出かけ前には墨田区観光協会や各施設の公式ホームページ・SNS等で最新情報をチェックしましょう。

  • 交通手段について: どちらの会場も駐車場はありません。公共交通機関の利用がおすすめです。また、土日祝日は比較的混雑が予想されるので、ゆっくり楽しみたい場合は平日の早い時間帯も検討してみると良いでしょう。

  • 写真撮影: 梅の美しさを写真に収めたい方は、ぜひカメラをお忘れなく。花の香りを楽しみつつ、梅を背景にしたスカイツリーや情緒ある庭園など、様々なアングルを探してみてください。

そして、墨田区のすぐ近くにある亀戸天神社の梅まつりも、紅白の梅が見事な絶景を楽しめるスポットです。学問の神様にお参りしながら、春の足音を感じてみるのはいかがでしょうか。2025年の春は、ぜひ梅の花とともに心弾むひとときをお過ごしください。各梅まつりでしか味わえない風情やイベントが、きっと素敵な思い出を作ってくれるはずです。

開催中のイベント一覧

東京下町回遊 竹あかり

向島
季節のイベント
東京・墨田区で開催される「東京下町回遊 竹あかり」は、竹あかりの優しい光で下町の夜を彩るライトアップイベントです。すみだリバーウォーク、北十間川河川テラス、牛嶋神社、隅田公園を中心に、竹のオブジェや竹毬が並び、幻想的な夜の散歩を楽しめます。期間中は、水上コンサートやナイトクルーズ、竹あかりマルシェ、ワークショップなども多数開催。伝統と革新が融合する墨田の街を、やさしい光が包み込みます。家族や友人、カップルで楽しめる冬の注目イベントです。

台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~

錦糸町
体験・ワークショップ・アクティビティ
2025年10月1日(水)から12月28日(日)まで、台東区と墨田区を舞台にした街歩き×謎解きイベント『台東・墨田 謎解き時空旅絵巻~消えた浮世絵を追って~』が開催されます。謎解きクリエイティブチーム『KAGENAZO』による本イベントは、失われた「浮世絵」を完成させるため、時代を超えて街を巡る体験型の物語。初級・中/上級の2つのルートが用意されており、歴史や文化を楽しみながら新たな東京の魅力を発見できます。参加費は無料、キットは浅草駅構内などで入手可能。各ルートをクリアするとノベルティがもらえる特典付きです。

SUMIDA光のナイトガーデン2025“江戸を感じる光の情景”

横網
季節のイベント
墨田区の旧安田庭園にて、2025年11月21日から12月28日まで「SUMIDA光のナイトガーデン2025」が開催されます。江戸時代に築かれた大名庭園を舞台に、心字池の水面に映る紅葉と“江戸の灯り”が織りなす幻想的な光景が広がります。初日には点灯式や吹奏楽の演奏、キッチンカーの出店も実施予定。12月18日から21日には、期間限定の特別ライトアップも開催され、訪れるたびに異なる魅力が味わえるイベントです。秋から冬へと移ろう季節とともに、庭園ならではの静謐な光の情景をお楽しみください。

没入型体験ゲーム『あの街で待っている』

押上
体験・ワークショップ・アクティビティ
東武鉄道と株式会社休日ハックが贈る、新感覚の没入型体験ゲーム『あの街で待っている』が2025年7月17日から2026年3月31日まで開催されます。本イベントでは、観光雑誌を手に下町の街並みを巡りながら、リアルな街と連動する謎を解いていく体験が楽しめます。浅草・押上・北千住・曳舟・亀戸エリアを舞台に、東武博物館や東京スカイツリータウン®なども登場。参加者は観光雑誌に隠された情報を元に、物語の主人公となって街を巡ります。キットには謎解きシートやペグシルなども含まれており、所要時間は3〜5時間ほど。期間中は早期クリアキャンペーンも実施予定です。

絵本の中のクリスマスマーケットin東京スカイツリータウン®2025

押上
季節のイベント
東京スカイツリータウンの冬の風物詩「クリスマスマーケット(R)」が、2025年も“絵本の中のクリスマスマーケット”をテーマに開催されます。今年で10回目を迎えるこのイベントでは、過去最大規模となる15棟のヨーロッパ式ヒュッテが登場し、幻想的な空間を演出。本場ドイツから直輸入されたエルツ人形やサンタたちが訪れる人々を出迎え、異国情緒あふれるひとときを楽しめます。スカイアリーナで繰り広げられる、心温まるクリスマスマーケットをぜひご体験ください。

企画展『終末のワルキューレ』

押上
文化・芸術・スポーツ
2025年10月4日(土)から12月14日(日)まで、郵政博物館にて企画展『終末のワルキューレ』が開催されます。アニメ『終末のワルキューレ』に登場する神々や歴史上の人物たちを、古今東西の切手に描かれた図像から読み解く本展は、本作との初のコラボ展覧会です。さらに、Netflixにて配信予定の第3期に先駆けて、原画やキャラクター設定などの貴重なアニメ制作資料も展示。描き下ろしイラストによるオリジナルグッズの販売も行われ、ファン必見の内容となっています。歴史とフィクションが交錯するユニークな展示体験をお楽しみください。

月祭 〜モノづくり大解剖〜

文花
体験・ワークショップ・アクティビティ
花王すみだ事業場にて、2025年12月6日・7日の2日間限定で「月祭(つきさい)」が開催されます。テーマは「モノづくり大解剖」。泡のヒミツやシャンプー開発の裏側など、五感で楽しめる体験型ブースが多数登場!「くらし・地球・社会・歴史・未来」の5つのゾーンで、花王の技術や環境への取り組み、100年以上の歴史を知ることができます。子どもから大人まで、科学の不思議にふれながら楽しく学べる内容が満載。入場無料で、事前登録なしでも参加OKです!

ぼのぼのショップ in 錦糸町マルイ

江東橋
文化・芸術・スポーツ
2026年に連載40周年、アニメ放送10周年を迎える『ぼのぼの』のPOP UP SHOPが、錦糸町マルイにて2025年12月5日から12月14日まで開催されます。新商品やグリーティング、サイン会、無料占いなど、盛りだくさんの企画が目白押し!特定商品購入で参加できる、原作者・いがらしみきお先生のサイン会や、ぼのぼのくんとの記念撮影、占い師あんずまろんさんによる無料対面占いなど、ファンにはたまらない内容です。ここでしか手に入らない限定グッズも充実。ぼのぼのファンは必見のイベントです。

どんどこ!巨大紙相撲〜北斎すみゆめ場所

京島
体験・ワークショップ・アクティビティ
墨田区内4カ所で行われた巡業ワークショップで、家族や友達同士が協力して制作した巨大紙力士が一堂に会する「どんどこ!巨大紙相撲〜北斎すみゆめ場所」。段ボール2枚で作られた身長180cmの力士たちが、曳舟文化センター・ホールの土俵で激突し、個性と技を競います。大会当日はYouTubeでのライブ配信、電子応援「電子どんどこ!」、人気投票、優勝予想も実施予定。地域とアート、伝統文化を融合させた参加型イベントです。